オープンソースの開発ツール「Visual Studio Code」が正式版となるバージョン1.0に到達
マイクロソフトは、オープンソースとして開発している無償の開発ツール「Visual Studio Code」が正式版となるバージョン1.0に到達したことを発表しました(日本語での発表)。
Announcing @code 1.0! See what’s new and how we got here https://t.co/odBqy9r4f7 Get it now! https://t.co/K5PcjnWlz2 pic.twitter.com/iZcSdPYH1a
— Visual Studio Code (@code) 2016年4月14日
Visual Studio Codeは、コードを書くことに最適化したツールで、WindowsだけでなくOS X、Linuxにも対応します。
C#、C++、PHP、Java、HTML、JavaScript、CSS、TypeScriptなど30以上の言語を対象に構文の色表示やハイライト表示、カッコの対応表示、補完機能やIntelliSenseなどが利用可能。
さらにJavaScriptとTypeScript用の統合デバッグツールを内蔵し、コードのブレークポイントの設定とステップ実行、変数の監視、例外での中断なども可能です。Chromeのデバッガプロトコルにも対応し、Visual Studio Codeからリモートでデバッグ可能。
バージョン管理システムとしてGitに対応、表示テーマの変更やキーバインドの変更などのカスタマイズもできます。
Cordovaにも対応し、AndroidやiOSに対応したアプリケーション開発も可能。
テクニカルエバンジェリスト戸倉彩氏がブログにポストした記事「【Visual Studio Code】1.0.0 正式リリースしました!」では、日本語マニュアル「Visual Studio Code Previewファーストステップガイド(PDF)」、学習動画「「新しいクロス プラットフォーム開発 Visual Studio Code」」など、さまざまなリソースへのリンクが紹介されています。
Visual Studio Codeは昨年4月のマイクロソフトのイベント「Build 2015」で発表され、11月にコードがGitHubに公開されました。当時、マイクロソフトの主力製品の1つであるVisual Studioの派生ソフトウェアがオープンソースとして登場することは大きな驚きを持って受け止められました。
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