Oracle DatabaseからSAP HANAやEnterpriseDB、Teradataへほぼリアルタイムにレプリケーション、移行可能にするツール新版「SharePlex」、Dellがリリース
米Dellは、データベースのレプリケーションツール「SharePlex」のメジャーバージョンアップでOracle DatabaseやSQL ServerからSAP HANA、EnterpriseDB Postgres、Teradataへのレプリケーションにも対応したことを発表しました。
Dellは以前からOracle DatabaseやSQL Serverなど同一データベース間のレプリケーションなソリューションにおいて、低コストで容易な点などを強みとしてSharePlexを提供してきました。
SharePlexはほぼリアルタイムのレプリケーション機能を提供し、1対1のレプリケーションで可用性を向上させるだけでなく、1対Nのレプリケーションによる負荷分散やOLTPとレポーティングなど異なるワークロードへの対応、N対1のレプリケーションによるデータ統合などが可能です。
今回発表された新バージョンでは、Oracle DatabaseからSAP HANAなど、異なるデータベースへのほぼリアルタイムなレプリケーションを実現しました。
With the latest Dell SharePlex release, organizations can reduce the risk of migrations to SAP HANA, Teradata, or EnterpriseDB Postgres Advanced Server with a proven solution that replicates data in near real-time with no impact to the production database – and does so at half the cost of other leading database replication solutions.
最新版のSharePlexによって、企業はSPA HANAやTeradata、あるいはEnterpriseDB Postgre Advanced Serverへのマイグレーションのリスクを減らすことができます。それはすでに検証済みのソリューションであり、ほぼリアルタイムに本番データベースへの影響なくデータのレプリケーションを実現してくれるのです。しかも他の先進的なデータベースレプリケーションのソリューションの約半額で、です。
(プレスリリースから)
異なるデータベース間のレプリケーションはマイグレーションだけでなく、業務処理はOracle Databaseで、レポーティングは別の適した種類のデータベースやあるいはクラウド上のデータベースなど、ワークロードに応じたデータベースを選択することも可能にします。
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