[速報]オープンソースの「.NET Core 1.0」、マイクロソフトが正式リリース。Windows/Linux/macOSに対応。Red HatがRHELなどで正式サポート開始
マイクロソフトは「.NET Core 1.0」「ASP.NET Core 1.0」「Entity Framework 1.0」を正式にリリースしたと発表しました。
これらのソフトウェアはオープンソースとして開発され、WindowsだけでなくLinux、macOSにも対応する.NET Frameworkソフトウェアです。.NET Coreがインストール済みのDockerイメージもマイクロソフトがDocker Hubで提供しています。
.NET Core 1.0の登場で、いままでWindowsでしか実行できなかったASP.NETアプリケーションなどが、そのままLinuxやmacOSでも実行可能になります。
引き続きWindowsでのみ利用可能な.NET環境も存在しますが、.NET環境がオープンソースかつクロスプラットフォームになる大きな転換点が訪れたと言えるでしょう。
Red Hatが.NET Coreを正式サポート
Red Hatは昨年11月にマイクロソフトと締結した戦略的提携によって、.NET Coreを、Red Hat Enterprise Linux、Atomic Host、OpenShiftなどで正式にサポートすることをすでに表明済みです。
現在サンフランシスコで開催中のRed Hatの開発者向けイベント「DevNation 2016」では、初日の基調講演でマイクロソフトのScott Hanselman氏が.NETシャツで登壇。
Red Hat Enterprise Linux上のVisual Studio Codeで.NETアプリケーションのデモンストレーションなどを披露。Red Hatデベロッパーたちに.NETの利用を呼びかけました。
Red Hatはこれに「Red Hat Loves .NET」というメッセージで答えています。
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