米CitrixがRaspberry Piベースのシンクライアント「Citrix HDX Raspberry Pi」発表。89ドルで予約販売開始
米Citrix Systemsは、5月24日にラスベガスで開催した年次イベント「Citrix Synergy 2016」で、Raspberry Piベースの低価格なシンクライアントデバイス「Citrix HDX Raspberry Pi」を発表しました。
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基調講演では実際に「Citrix HDX Raspberry Pi」を用いたデモを紹介。サーバに接続し、仮想デスクトップのWindows 10をスムーズに表示していました。
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Citrix HDX Raspberry Piは、Raspberry Piをベースにすることで非常に低価格を実現したのが最大の特徴。
4コアのARMプロセッサを搭載したCitrix HDX system-on-chipを内蔵することでハードウェアによるプロトコルのデコードなどを行い、Raspverry Piでも高い性能を実現したと説明されています。
これまでのシンクライアントと同様にネットワークにつなげて仮想デスクトップを起動し、すぐに使い始めることができます。
販売はViewSonic社とMicro Center社が行います。記事執筆時点ではViewSonicが定価119.99ドルのところを89ドルで予約注文を受け付けています。
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