ケーブルを挿すとリセットのおそれがあるスイッチの問題が話題に
2013年に報告されているシスコのスイッチ製品についての問題が、なぜか今頃話題になっています。
The Next Webが昨日の記事「This hilarious Cisco fail is a network engineer’s worst nightmare」で伝えているほか、僕のTwitterやFacebookのタイムラインでも何人かの知り合いが言及していました。
どのような問題かというと、シスコのレポート「Field Notice: FN - 63697 - Protective Boot on Certain Network Cables Might Push the Mode Button and Cause an Unexpected Reset on the 48-Port Models of Cisco Catalyst 3650 and 3850 Series Switches」の中にある次の図が分かりやすいでしょう。
この図を見ればすぐに分ると思いますが、左上のポートにネットワークのケーブルを挿すと、ケーブルの爪を押す部分がボタンを押してしまう、というもの。対象となるのは、シスコのCatalyst 3650、3850と記載されています。
該当機種のハードウェアインストレーションガイドを見ると、このボタンはモードを切り替えるためのモードボタンのようです。いきなりリセットというわけではなさそうですが、押してしまうことで意図しないリセットが発生する可能性があるとシスコのレポートで説明されています。ネットワーク機器大手でベテラン技術者がたくさんいるはずのシスコらしくない問題ですね。
ネットワーク管理者の方々はくれぐれもお気をつけください。
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