MongoDB、高性能なストレージエンジン「WiredTiger」買収。Berkeley DBのアーキテクトが開発
NoSQLデータベースの1つでドキュメント指向データベースとして知られるMongoDBが、高性能のデータベースエンジンを提供するWiredTigerの買収を発表しました。
WiredTigerはマルチコアとメモリを活用することで高い並列性によるスケーラビリティと高性能を追求したデータベースエンジン。安定して低いレイテンシーと高いスループットを実現すると説明されています。
開発チームは、キーバリュー型データベースとして広く知られるBerkeley DBのアーキテクトだったエンジニア達。
Their latest effort, WiredTiger, is an open source storage engine that powers many high-performance systems, including services at Amazon. WiredTiger leverages modern hardware architectures and innovative software algorithms to provide extraordinary performance for the most demanding applications.
彼らの最新の取り組みは高性能なシステムを実現するオープンソースのストレージエンジンで、Amazonでも使われている。WiredTigerはモダンなハードウェアアーキテクチャを活用し、革新的なソフトウェアアルゴリズムで多くのアプリケーションが求める飛び抜けた性能を提供する。
(MONGODB ACQUIRES WIREDTIGER INC.から引用)
現在リリース候補版のMongoDB 2.8ではストレージエンジンが入れ替え可能なプラガブルアーキテクチャを採用しており、MongoDB 2.8から標準のデータベースエンジンとしてWiredTigerが利用可能。既存のMongoDB上で稼働しているアプリケーションに対しても100%の互換性を提供するとのことです。
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