リアクティブプログラミングの「Meteor 0.9.2」登場、iOS/AndroidアプリもPhoneGapで可能に。ブラウザから簡単にコードを試せる「MeteorPad」も公開
リアクティブプログラミングを実現するフレームワークとして知られる「Meteor」の最新版「Meteor 0.9.2」が公開されました。0.9.2ではPhoneGap/Cordvaをサポートし、MeteorのクライアントアプリケーションをiOSアプリケーションやAndroidアプリケーションとして生成可能になりました。
また、同時にコードプレイグラウンドとして「MeteorPad」が公開され、Webブラウザから簡単にMeteorのコードを記述して動作を試せるようになっています。
iOS/Androidアプリも開発可能に
Meteorが実現するリアクティブプログラミングとは、アプリケーション内で発生したデータの変更が、そのアプリケーションを構成するサーバやクライアントなどすべてに自動的に伝播し、表示も含めて自動的に反映されるというもの。Meteorを用いると、HTMLとCSS、JavaScriptを利用してWebアプリケーションを構築することができます。
今回公開されたMeteor 0.9.2では、MeteorのクライアントとしてWebブラウザだけではなくiOSやAndroidのパッケージアプリケーションをサポート。PhoneGap/Cordvaのパッケージに数行のMeteorコマンドを追加することで、アプリケーションからiOSやAndroidのネイティブAPIを呼ぶことができるようになるとともに、アプリケーションをパッケージ化してiOSのApp StoreやAndroid Marketで公開することができるようになりました。
また、いわゆるコードプレイグラウンドとしてWebブラウザ上で簡単にMeteorのプログラミングを簡単に試せる「MeteorPad」も公開されました。
MeteorPadをWebブラウザで開くと、画面左側には自由にHTML/CSS/JavaScriptのコードを入力できるエディタ部分。画面右側にはアプリケーションの実行イメージ、画面下にはMeteorの動作状況が表示されています。
最初からエディタ部分にはサンプルコードが用意されており、右側の実行イメージですぐに動作を試すことができます。さらに左側のコードを書き換えるなど、簡単にMeteorの動作を試すことができるようになっています。
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