サイボウズとインフォテリアが提携。kintoneをGUI操作で企業内のシステムやクラウドに接続する「ASTERIA WARP kintoneアダプタ」発表
インフォテリアは11月13日サイボウズと提携し、サイボウズのクラウドサービスである「kintone」と業務システムやクラウドとのデータ連係を可能にする「ASTERIA WARP kintoneアダプタ」を発表しました。
ASTERIA WARP kintoneアダプタは、インフォテリアのデータ連係ソフトウェア「ASTERIA WARP」のオプション。
ASTERIA WARPはさまざまなアプリケーションやデータベース、ファイルなどを接続し、相互にデータ変換をして連係可能にするソフトウェアです。HTTPやSMTP、FTP、SOAP、RESTなどさまざまなプロトコルを用い、OracleやDB2、SQL Server、MySQLなどのデータベース、XMLやHTML、CSV、PDF、Excelワークシートなどのデータフォーマット、SAP ERPやSalesforce、Windows Azure、Amazonクラウドなどのアプリケーションやクラウドサービスに対応します。
ASTERIA WARP最大の特徴は、こうしたデータ連係や変換、加工といった手順をすべて画面上にアイコンを並べてつなげるといったグラフィカルな操作により、ノンプログラミングで定義できるところです。
一方でkintoneも、画面上にテキストフィールドやボタンをドラッグ&ドロップしていくことでノンプログラミングで業務アプリケーションを開発できるのが特長。開発したアプリケーションはPCやスマートフォンのWebブラウザから利用できます。
kintoneとAsteriaの連係によって、kintoneを企業内のデータベースやクラウドサービスへ接続し、基幹業務やクラウドサービスをPCやスマートフォンから利用できるさまざまなカスタムアプリケーションの開発が促進される環境が構築されることになります。
ASTERIA WARP kintoneアダプタは現在開発中で、11月27日から実験用ビルドの提供を開始。
ASTERIA WARPの月額使用料モデルも発表
インフォテリアは同時に、ASTERIAの月額使用料モデルとなる「ASTERIA WARP サブスクリプション」の開始も発表しました。クラウドのように月額利用料での支払いが広まりつつある中で、ASTERIAも月額で払いたいといった要望があり、それに応えたもの。
ASTERIA WARPサブスクリプションは月額24万円で、開発ライセンスに相当するDesigner使用料、問い合わせやバージョンアップなどに対応するサポート料も含みます。
あわせて読みたい
マイクロソフト、Linux版の.NETをDocker上でデモ。Visual Studioからリモートデバッグ可能
≪前の記事
[速報]インテル、Amazonクラウドの新インスタンス向けに、Amazon専用設計のプロセッサを提供したと表明。AWS re:Invent 2014