2014年6月の人気記事「Google AppsでOfficeファイルを変換せず」「Googleが新しいUXの体系『Material Design』」「Docker Hub発表」など
3月に提出した確定申告に間違いがあったようで、税務署から電話が来ました。2年連続で修正申告をすることになりました。前回も今回も、納税額に変更があるほど大きなものではなかったので、特にペナルティがあったわけではないのですが、税務署から電話がくるとやっぱり心臓に悪いですよね。お金の計算は苦手です。
さて、6月が終わりましたので、人気記事ランキングを紹介していきましょう。
1位から3位
1位 [速報]Google Appsで、Word/Excel/PowerPointファイルを変換せずそのまま編集、保存可能に。Google Driveは容量無制限へ。Google I/O 2014
2位 [速報]Googleが新しいUXの体系「Material Design」を発表。あらゆるデバイスとスクリーンに適用。Google I/O 2014
3位 Google、大規模データをリアルタイムに分析できるクラウドサービス「Google Cloud Dataflow」を発表。「1年前からMapReduceは使っていない」。Google I/O 2014
6月のトップ3を飾ったのは、Googleのイベント「Google I/O 2014」の記事でした。Googleは例えばマイクロソフトやオラクルのように発表された内容をプレス向けのプレスリリースにして送付するといったことがほとんどありません。
そのため、ブログやイベントをフォローしておかないと発表を見逃してしまいます。
1位となったGoogle Appsの新機能「Native Office Editing」も大きな発表でありながら、イベントでさりげなく発表されただけのものでした。おそらく国内できちんと報じたのはPublickeyだけだったはずです。
4位から6位
4位 [速報]Docker Hub発表。ビルド、テスト、デプロイの自動化、Dockerイメージの管理など。Dockerのプラットフォーム化を推進
5位 VMwareユーザーをAmazonクラウドへ引き込む「AWS Management Portal for vCenter」、vCenterでEC2もEBSも管理可能に。Amazonクラウドがリリース
6位 [速報]Oracleデータベースをインメモリ化する「Oracle Database In-Memory」、性能を数百倍高速化、来月出荷へ
4位には、いまクラウド関連の技術でもっとも注目されているものの1つ、Dockerの新サービスがランクインしました。Docker社はもともとdotCloudという社名でPaaS型クラウドサービスを提供していましたが、Dockerに注力するために名前をDockerに変更したのです。
そして今回のDocker Hubの発表は、dotCloud時代のノウハウを生かしつつDockerを核にしたクラウドサービスの展開を行うものとなります。同社のしたたかな戦略を見せつけられた感じです。
7位から10位
7位 [速報]コンテナ型仮想化のDocker 1.0がリリース。Dockerはコンテナエンジンからプラットフォームになると宣言
8位 アメーバ事業部が混乱から立ち直ってスクラム導入を成功させるまで(前編)。QCon Tokyo 2014
9位 Fusion-ioがSanDiskによる買収合意へ。迅速なグローバル展開を優先させるためか
10位 GitHub実践入門、Pull Requestによる開発の変革。GitHub Kaigi 2014
9位のFusion-ioの買収は個人的にこの1カ月でいちばん驚いたニュースでした。新興ストレージベンダが単独でいつまでも成長し続けことは難しいので、Fusion-ioもいずれは大手ストレージベンダや総合ハードウェアベンダなどに買収されることは十分予想されていました。
しかしまさかこのタイミングで、しかも買収するのがSanDiskというのは時期も相手も予想外でした。
6月の運営報告
毎月恒例の運営報告です。Google Analyticsによる2014年5月のページビューは44万1674。ユニークユーザー数は20万8055でした。
先月報告した部屋の雨漏りですが、不動産屋さんに相談したところ、今月から外壁を外しての大規模修繕になりました。いまのところ雨漏りの原因すら分からないそうなので、最大2カ月かけて徹底的に修繕することになるそうです。秋の台風シーズン前にはちゃんと直ってるといいのですが。
そんなわけで7月も引き続きご愛読のほど、よろしくおねがいします。
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