オンラインのモバイルアプリ開発環境「Monaca」、BaaS機能が追加。アシアル
Webブラウザで利用するオンラインサービスとしてモバイルアプリケーションの開発環境を提供する「Monaca」の開発元であるアシアルは、Monacaの新機能としてモバイル向けのBaaS(Backend as a Service)機能を追加すると発表しました。
Monacaは、HTML5とJavaScriptを使ってiOS、Android、Windows 8など複数のプラットフォームに対応したアプリケーションの開発環境。Webブラウザから利用可能で、PhoneGap互換機能も内蔵しているため、端末ネイティブAPIにも対応したハイブリッドアプリを開発できます。
開発したアプリはMonacaデバッガーアプリを使って実機上ですぐに動作確認ができ、Firebugと同等の機能をモバイル端末内で動作しているHTMLアプリに対して利用可能。完成したハイブリッドアプリはApp Storeなどで販売できます。
ユーザー管理、プッシュ通知、データストレージ
アシアルが今回Monacaに追加するBaaS機能は、ユーザー管理、プッシュ通知、データストレージ。
ユーザー管理機能は、ユーザーのログイン認証、ユーザー情報の管理などができるようになり、プッシュ通知機能 お知らせなどのコンテンツをプッシュ通知可能に。データストレージ機能では、クラウド上のデータベースに対してコンテンツの保存と管理ができ、ユーザーごとに異なるデータを保存することも可能。
アシアルは都内にオフィスを置く日本の企業ですが、今回のBaaSの発表は、バルセロナで開催されるモバイル業界の展示会「Mobile World Congress 2013」にブースを出展し、そこでプレビュー版を公開するのにあわせての発表だそうです。一般ユーザーへの公開は3月中旬を予定とのこと。