セールスフォースのクラウドデータベース「Database.com」が正式サービス開始。無料で10万件まで利用可能、セキュリティポリシー対応機能も開発中。Dreamforce'11
セールスフォース・ドットコムは、「Database.com」の正式なサービス開始を発表しました。
Database.comは、クラウド上で運用されるビジネスアプリケーション向けのリレーショナルデータベースサービス。REST APIなどでアクセス可能で、障害時の自動フェイルオーバー、データのバックアップ、ディザスタリカバリなどの運用をすべてクラウドに任せることができます。

3ユーザー、10万件、月間5万トランザクションまでは無料で利用可能(Database.comの詳細は「セールスフォース、無料で使えるクラウドデータベース「Database.com」を発表。Dreamforce '10」をご参照ください)。
重要なデータはオンプレミスにおいたまま
日本時間9月1日に行われたDreamforce'11で、セールスフォース・ドットコムはDatabase.comの新機能「Data Residency Option」(DRO)を発表しました。
DROは、個人情報など重要なデータはオンプレミスのデータセンターに置いたままでDatabase.comを利用可能にする機能。
重要な情報は組織外への持ち出しを禁止する、というセキュリティポリシーを持つ企業や政府機関でも、それに対応しつつクラウドデータベースを利用可能にします。

DROの提供は2012年の前半を予定しています。
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