Webデベロッパー、Webデザイナーとはどんな人たちか? A List Apartの調査結果

2010年10月13日

「Webはすべてを変えてきた。しかしそのWebを作っているデザイナー、デベロッパー、プロジェクトマネジャー、情報アーキテクト、ライター、エディターなどがどんな人たちなのか、ほとんど知られていない」

Webデザインの世界の著名なブログ「A List Apart」が行った調査「Findings from the A LIST APART Survey, 2009」は、Webを作っているのはどんな人たちなのかを明らかにするために行われ、その結果が公開されました。

Findings from the A LIST APART Survey, 2009

回答数は約2万6000。興味深いポイントをピックアップして見てみましょう。

フリーランスが比較的多く、年収は400万円前後か

年齢は20代がほぼ半分。これに30歳から44歳までを合わせると90%を超えます。45歳以上は6.1%と、がくんと減っているので、Webが若い人たちの仕事であることが鮮明に表れています。

fig

男女比は男性が82.6%、女性が17.4%。国別では米国が51%、英国とアイルランドが10.6%。肩書は「デベロッパー」がいちばん多くて30.1%、2番目は「そのほか」で、3番目が「Webデザイナー」。

fig

個人のWebサイトやブログを運営している人が72.8%と多数派。

fig

企業や大学などの組織に雇われている人が54.5%、独立したフリーランスや自営業を営んでいる人が28.6%。やはりフリーランスの人は多いですね。

fig

気になる収入は、4万ドルから5万9999ドル(約340万円から510万円)がいちばん多くて約4分の1の24.9%。次が2万ドルから3万9999ドル(170万円から340万円)で18.7%。6万ドルから7万9999ドル(510万円から765万円)が17%。1000万円を超える12万ドル以上の年収を得ている人は合計で4.6%。こんなものでしょうか。

fig

詳しい結果は、記事「Findings from the A LIST APART Survey, 2009」をぜひご覧ください。

あわせて読みたい

Web技術 Web標準 給与・年収




タグクラウド

クラウド
AWS / Azure / Google Cloud
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウドのシェア / クラウドの障害

コンテナ型仮想化

プログラミング言語
JavaScript / Java / .NET
WebAssembly / Web標準
開発ツール / テスト・品質

アジャイル開発 / スクラム / DevOps

データベース / 機械学習・AI
RDB / NoSQL

ネットワーク / セキュリティ
HTTP / QUIC

OS / Windows / Linux / 仮想化
サーバ / ストレージ / ハードウェア

ITエンジニアの給与・年収 / 働き方

殿堂入り / おもしろ / 編集後記

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本