企業向けマイクロブログ、マイクロソフトも「OfficeTalk」開発で社内テスト実施中
マイクロソフトも企業向けのTwitterライクなソフトウェア「OfficeTalk」を開発中であることを明らかにしました。同社のブログ「Microsoft Office Labs」にポストされたエントリ「Exploring the Impact of Social Networking in the Enterprise」(企業内でのソーシャルネットワークのインパクトを探る)では、OfficeTalkはまだビジネス環境でのマイクロブログに関するコンセプトの試験段階にあり、まだ製品段階ではない、と説明しています。
OfficeTalkにはすでに説明用のWebページが用意されており、そこで概要や画面を見ることができます。
説明によると、OfficeTalkはマイクロソフト社内ですでに運用されており、約1万人のユーザーがおり毎日数多くのメッセージがポストされているとのことです。
OfficeTalkとTwitterの現時点での最大の違いは、OfficeTalkは企業向けであるためサーバも企業内に設置することを想定しているとのこと。
まるでかつてのグループウェアブームのよう
企業向けのTwitterライクなソフトウェアもしくはマイクロブログと呼ばれるソフトウェアは、米国でYammerというサービスが開始しており、SalesforceはChatterを、IBMはProject Vulcanを、SAPは12sprints、またグーグルもGoogle Buzzを開発中で、多くの企業がこの市場に参入しようとしています。
これはまるで、ロータスノーツが成功したことを受けて多くの企業がグループウェアを開発し参入しようとした1990年代を思い出させます。今年後半から来年にかけて、企業内マイクロブログへの参入が続々と行われるのでしょうか。
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