Amazonクラウドが国内で求人を本格化。東京データセンターの開設準備か
Amazonクラウドは先日シンガポールにデータセンタを開設し、下半期にはアジアでもう1カ所データセンターを開設することを明らかにしています。アジアのどこに開設するのかは明らかにされていませんが、昨年末にAmazonクラウドの日本法人が設立され、2月には公式日本ユーザー会も発足した日本は最有力候補地といえます。
また、AmazonクラウドのエバンジェリストJeff Barr氏が2月に来日した際には、「日本にデータセンターを設置するのであれば、レイテンシーを小さくするために都心に設置する」という主旨の発言をしています。
そのAmazonクラウドは、東京データセンターの設置にさらに具体的な一歩を踏み出しているようです。データセンター運用技術者の募集を本格化させています。
同社は4月にデータセンター関連の技術者などの募集を行い、4月24日に最初の説明会を行っています。そして今月に入り第2回の説明会の開催を明らかにしました。
募集する職種は「データセンターテクニシャン」「データセンターオペレーションズマネージャ」「デベロッパーサポートエンジニア」「デベロッパーサポートオペレーションズマネージャ」など7つ。
Amazonクラウドのための求人であるかどうかは明記されていませんので、ECサイトとしての求人である可能性もあります。しかし現在の同社の状況や時期、そしてデータセンターの運用技術者と同時にデベロッパーサポートも募集していることなどから、Amazonクラウドのための求人であると考えるのが自然でしょう。
東京データセンターの開設に向けて、着々と準備が進められているようです。